真利子哲也（まりこ・てつや）の待望の長編監督デビュー作『イエローキッド』（〇九年）は、彼の東京藝術大学大学院映像研究科修了制作作品として製作され、すでに国内外の場で高い評価を受けている。この八一年生まれの若手作家についてはすでに簡単に触れ…

『wasebun U30』に寄稿した論考では、現在の中国文化が情報化やグローバル化の流れにいかに応答しているかということをテーマに、いくつかの事例（陸川の映画、余華の小説、郭敬明の出版上の試みなど）を紹介した。とはいえ、そこでの議論はもっぱら、ここ数…

早稲田文学のウェブコンテンツを開始します。本誌と増刊の「早稲田文学」、フリーペーパー「ＷＢ／こどもＷＢ」とも連動しながら、コンテンツをお届けします。 まずは、2月刊行の増刊「wasebun U30」から、福嶋亮大と渡邉大輔の両氏が登場。それぞれ「U30」…