2010-01-01から1年間の記事一覧

「WB」vol.19、20ウェブ公開

「WB」vol.19(2010年4月発行)とvol.20(2010年7月発行)をウェブ公開します。 WB19ダウンロード(PDF) WB20ダウンロード(PDF)

西田亮介「変容するコミュニティの性質とその前提条件」

『DOGTOWN & Z-BOYZ』という映画がある。一九七〇年代、それまで海で波乗りをしていたサーファーたちが、スケートボードの世界にラディカルなスタイルを持ち込みシーンを席巻する。「Z-BOYZ」と呼ばれた彼らは、ラディカルなスタイルだけではなく、サーフィ…

玉川重機「草子ブックガイド 早稲田文学編」第2回

2010年8月中旬に配付予定の「WB」vol.20から、一足先に玉川重機「草子ブックガイド 早稲田文学編」をお届けします。 「草子ブックガイド」は、古書店で本を勝手に借りて「読書ノート」を挟んで返す、読書好きの中学生「草子」が主人公のマンガです。ちょう…

渡邉大輔「擬似ドキュメンタリー、ニコニコ動画の映像美学」

本連載の主な主題は、今日の社会における複製イメージ(映像)と、それが担う文化的想像力の動態と機能のひとつの局面を、映画を中心とした具体的なコンテンツや歴史的経緯の紹介と分析を適宜織り交ぜながら示すことにある。連載一回目の今回は、そのための…

西田亮介「「更地の社会」を乗り越えるために」

政権交代後も一向に見えてこない「新しい公共」のビジョンとその道筋、地域社会の衰退とそれを無視した財源ばかりがフレームアップされる地方分権推進という矛盾、時に「無縁社会」とも呼れるような感情的安全あるいは承認調達契機の不在。 明らかに、いま、…

谷川俊太郎+枡野浩一対談(完全版)アップ

今月の「Wasebun on Web」をお届けします。 のっけから離婚の話ではじまる異色の「親子(家族)をめぐる対談」。子どもに向けて書くこと、そして詩人/歌人として生活することをテーマに、さらに熱く、あけすけに語ります! ▼「はるかなる息子へ言葉を届けた…

「WB vol.18」ウェブ公開開始!!

「早稲田文学フリーペーパーWB vol.18」(2009年11月発行)をウェブ公開します。 WB18ダウンロード(PDF)

渡邉大輔「『イエローキッド』の言語ゲーム」

真利子哲也(まりこ・てつや)の待望の長編監督デビュー作『イエローキッド』(〇九年)は、彼の東京藝術大学大学院映像研究科修了制作作品として製作され、すでに国内外の場で高い評価を受けている。この八一年生まれの若手作家についてはすでに簡単に触れ…

福嶋亮大「中国は「閉じた」国家なのか」

『wasebun U30』に寄稿した論考では、現在の中国文化が情報化やグローバル化の流れにいかに応答しているかということをテーマに、いくつかの事例(陸川の映画、余華の小説、郭敬明の出版上の試みなど)を紹介した。とはいえ、そこでの議論はもっぱら、ここ数…

Wasebun on Web開始!!

早稲田文学のウェブコンテンツを開始します。本誌と増刊の「早稲田文学」、フリーペーパー「WB/こどもWB」とも連動しながら、コンテンツをお届けします。 まずは、2月刊行の増刊「wasebun U30」から、福嶋亮大と渡邉大輔の両氏が登場。それぞれ「U30」…