西田亮介「「更地の社会」を乗り越えるために」

 政権交代後も一向に見えてこない「新しい公共」のビジョンとその道筋、地域社会の衰退とそれを無視した財源ばかりがフレームアップされる地方分権推進という矛盾、時に「無縁社会」とも呼れるような感情的安全あるいは承認調達契機の不在。
 明らかに、いま、この社会は機能不全を起こしている。では、なぜこのような機能不全が生じているのであろうか。
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昨日につづいて、Wasebun on Webを更新。今日お届けするのは、西田亮介氏による新連載「方法としてのコミュニティ」。
西田氏は、地方自治体、企業、非営利組織等の連携による地域活性化の分析と実践を専門とし、同時に、プロジェクト「.review」ではTwitterなどのネットツールを駆使して、新しい情報の発信を試みる、気鋭の若手論客。
今回の連載では、現代日本という「更地の社会」が抱える問題を解決するための、新たなコミュニティ像をさぐる。第1回目は、私たちがいま直面している「コミュニティを巡る3つの機能不全」について。この連載は、増刊「U30」掲載論文の続篇です。あわせてご覧ください!